火災保険に加入する際は「不測かつ突発的な事故(破損・汚損など)」が付帯しているものを強く推奨します。
この「不測かつ突発的な事故(破損・汚損など)」とは、具体的には、
建物の場合
- 模様替え中に壁に穴をあけてしまった
- ガラス戸にぶつかり、割ってしまった
- 子供が室内で窓ガラスを割ってしまった
家財の場合
- 掃除機をかけているときにぶつかってデジカメを落として壊してしまった
- 食器棚にぶつかり食器を落として割ってしまった
- 机から誤ってパソコンを落としてしまい壊してしまった
- 子供がテレビの液晶が割れてしまった
等のような場合に補償されるものです。
通常生活していれば遭遇する確率も非常に高く、コスパがいいので加入することを強く勧めます。
ただし、保証されないケースが2つあります。
1つは自宅外での事故です。これには損害保険に特約で契約できる携行品保険で対策するのが望ましいです。
もう1つは電気的事故に対しては保証されないところです。上述したケースはどれも物理的な破損であり、電気的(つまりぱっと見でわからない回路基盤の腐食などによる故障)には対応していないということです。携行品保険も同様です。電化製品には電気的故障がつきものですが、これだけは諦めるしかなさそうです。保険会社もここまで保障すると元が取れないと考えたのかもしれません。